【実績紹介】コーチとユーザーのマッチング・オンラインレッスン受講サービスに関する利用規約作成
- 各種利用規約の作成業務
- 実績紹介
弁護士: 玄 政和
ご相談者より、自社で、ウェブサイト上でコーチとユーザーをマッチングし、Zoomなどのビデオ通話サービスにより、オンライン上でレッスンを受講できるようにするという新たなサービス(以下「本サービス」といいます。)を立ち上げるので、利用規約の作成をお願いしたいとのご相談がありました。
ご相談を受け、当事務所では、本サービスの展開において特にカバーしておきたい点をご相談者とともに検討しました。
たとえば、①コーチ登録が可能な条件、②レッスン予約後にユーザー・コーチそれぞれの事情でキャンセルとなった場合の処理、③レッスンの内容やレッスン中の言動等に関しユーザー・コーチ間でトラブルとなった場合の処理やご相談者側の責任、④マッチング後に本サービスを使用せずユーザーやコーチが直接取引を行った場合の処理、などについて協議を行いました。
これを踏まえ、利用規約に、①コーチ登録のための条件、②キャンセルの際の処理手順、③レッスンに関する異議申立ての手続やご相談者の免責事項、④直接取引の禁止や違約金に関する規定などを明記することとなりました。その他の一般的な規定についても、本サービスやご相談者の意向に応じて、必要な規定を盛り込みました。
サービス開始当初は、費用的な余裕がないため、リーガルチェックを行わなかったり、インターネット上で見つかったひな形をそのまま使用してサービスを開始してしまう場合も多いと思います。しかし、しっかりとリーガルチェックを行わないと、利用規約がサービスの種類・内容に合ったものになっておらず、サービス開始後にトラブルが発生した際にも、利用規約の中に関連する定めがなく適切に対処できないといった問題が発生する可能性が高くなります。
新しいサービスを検討している事業者様は、できる限り事前にご相談いただき、リーガルチェックを受けていただければと存じます。